10,000症例以上※の実績・日本レーザー医学会専門医

※2009年から2019年まで

青あざ、茶あざ、赤あざ、黒あざなど、あらゆるあざに対応いたします。
あざはレーザー治療を早期より開始することにより改善の可能性があります。レーザー治療は、レーザーを使いこなす医師の知識と技量が重要と考えます。
当院はスタッフ一同、チーム医療であざの治療に全力を尽くします。どんなあざでもご相談ください。

青あざ赤あざ茶あざ黒あざ

青あざ

青あざの種類には、太田母斑、遅発性太田母斑、異所性蒙古斑、蒙古斑、青色母斑などがあります。メラニン色素をもつ細胞が皮膚の深部にあるため、青く見えます。

・太田母斑

生まれたときから存在、もしくは思春期女子に好発する片側顔面の青あざです。

生来より右の頬部に太田母斑を認めた女児
治療前

徐々に色が濃くなり、母斑範囲の拡大を認めたため、Qスイッチルビーレーザー治療を開始した。

治療後

レーザー治療は1歳より開始した。3か月毎に5回のレーザー照射を施行し、母斑の色の改善を肉眼的に認めたため治療終了。

治療:レーザー照射により、ほぼ認識できなくなるレベルまで治療可能です。治癒までの目安は5回のレーザー照射で、1回ごとに薄くなっていくのが実感できます。

治療病名
太田母斑、遅発性太田母斑
施術名
Qスイッチルビーレーザー (MODEL IB101)
施術説明
Qスイッチルビーレーザーを複数回照射します。
施術結果
色調の消退については年齢、個人差があります。
麻酔
「ペンレステープ」または「エムラクリーム」を必要時必要量使用
施術の副作用(リスク)
水ぶくれ、やけどのリスク、レーザー後一時的な色素沈着
施術料金
保険適応

・遅発性太田母斑

遅発性太田母斑は、熟練した医師の診察で診断が可能であり、適切なレーザー治療と、その後の診察が治療の最大のポイントです。20代以降から発生する遅発性のあざ(ADM 後天性真皮メラノサイトーシス)も治療が可能です。

・異所性蒙古斑(臀部以外にできた蒙古斑のあざ)

生まれたときから存在、もしくは思春期女子に好発する片側顔面の青あざです。

生来より左の前腕に異所性蒙古斑をみとめた男児
治療前

徐々に濃くなり大きくなり始めたためQスイッチルビーレーザー治療を開始した。

治療後

0歳時よりQスイッチルビーレーザーを3.5Jにて3か月毎に照射。麻酔はエムラクリーム1g/回使用。5回の施術で母斑の色の改善を認め終了となった。

治療:異所性蒙古斑は年齢とともに薄くなる傾向ですが、残存する場合もあります。体の成長とともに、あざは大きくなります。治療は生後1ケ月から可能ですので、できるだけ早く治療を始めた方が負担が少なくなります。自然に消えると考えず、まずは診察にいらしてください。デメリットの少ないQスイッチルビーレーザー照射で治療いたします。

治療病名
異所性蒙古斑
施術名
Qスイッチルビーレーザー (MODEL IB101)
施術説明
Qスイッチルビーレーザーを複数回照射します。
施術結果
色調の消退については年齢、個人差があります。
麻酔
「ペンレステープ」または「エムラクリーム」を必要時必要量使用
施術の副作用(リスク)
水ぶくれ、やけどのリスク、レーザー後一時的な色素沈着
施術料金
保険適応

赤あざ

皮膚の血管が拡張したり増えることで、赤く見えるあざです。赤あざの種類には、いちご状血管腫、単純性血管腫、サーモンパッチ、毛細血管拡張症などがあります。治療には最新型の「Vビームパーフェクタ(VビームⅡ)」を採用しています。腕全体でも数分で治療が可能になり、血管のみに選択的に取り込まれるレーザーで、他の部位に負担をかけない治療が望めます。

・いちご状血管腫(未熟な毛細血管の増殖)

生後数日してからポツポツ赤く出てくることが多い血管腫です。表面がいちご状に赤く盛り上がり急速に大きくなった後、数年かけて徐々に赤みが抜けて退縮します。

治療:大きくなってしこりや痕を残す場合があるため、生後1ケ月からVビームⅡでレーザー治療を行います。また、目・口・鼻の近くのものは視力や呼吸などに影響したり、中央が潰瘍形成し、出血するケースもあります。目立つほど変形をきたすものもありますので、早めの受診をおすすめします。

治療病名
いちご状血管腫
施術名
Vビームレーザー (Vbeam perfecta)
施術説明
いちご状血管腫に対してVビームレーザーを複数回照射します。
施術結果
血管腫の退縮の仕方には個人差があります。 
麻酔
「ペンレステープ」または「エムラクリーム」を必要時必要量使用
施術の副作用(リスク)
血管が皮下で破壊されることによる紫斑、一時的な色素沈着、周囲の皮膚の発赤、むくみ
施術料金
保険適応

・単純性血管腫

皮膚の浅い部位で、毛細血管の拡張と血管が増殖することでできる赤あざ。いちご状血管腫との違いは、盛り上がりがなく平坦です。絨毯にワインをこぼしたようなあざであるため、「ポートワイン母斑」とも呼ばれています。血管腫が腕全体や、脚全体など広範囲に及ぶ場合があります。とくに体の大部分をしめるほど広範囲の場合は、生まれてすぐからレーザー治療を開始することで治療のスピードが高まります。

治療:VビームⅡでレーザー治療を行います。VビームⅡは照射スピードが速く、一度に広範囲を照射することが可能です。数回の照射で血管拡張の改善がみられ、赤みが目立たなくなります。単純性血管腫は、レーザーに反応した後も再発のリスクがあるため、確実に治療を続けることが重要です。

治療病名
単純性血管腫
施術名
Vビームレーザー (Vbeam perfecta)
施術説明
単純性血管腫に対してVビームレーザーを複数回照射します。
施術結果
血管腫の退縮の仕方には個人差があります。
麻酔
「ペンレステープ」または「エムラクリーム」を必要時必要量使用
施術の副作用(リスク)
血管が皮下で破壊されることによる紫斑、一時的な色素沈着、周囲の皮膚の発赤、むくみ
施術料金
保険適応

・サーモンパッチ・ウンナ母斑

乳児のおでこの真ん中にできる赤あざをサーモンパッチ、うなじにできるものをウンナ母斑といいます。

治療:自然消退することもありますが、稀に成人になっても残るものがあるため、早めにVビームⅡのレーザー治療を推奨しています。3回程度の照射でかなり改善が見込めます。

・毛細血管拡張症

皮膚表層の細かい血管が、糸ミミズのように拡張してしまう病態です。子供から大人まで急に出現し、赤ら顔の原因にもなります。

治療前
治療後

治療:VビームⅡの照射を行います。健康保険が適用され、3ケ月に1回の照射が認められています。数回の治療でよくなるケースがほとんどです。

治療病名
毛細血管拡張症
施術名
Vビームレーザー (Vbeam perfecta)
施術説明
毛細血管拡張に対してVビームレーザーを複数回照射します。
施術結果
毛細血管拡張の改善の仕方には個人差があります。 
麻酔
「ペンレステープ」または「エムラクリーム」を必要時必要量使用
施術の副作用(リスク)
血管が皮下で破壊されることによる紫斑、一時的な色素沈着、周囲の皮膚の発赤、むくみ
施術料金
保険適応

茶あざ

表皮のメラニン量が多いことが原因で起こる薄茶色で平坦なあざです。扁平母斑、ベッカー母斑(肩に出来た発毛性の遅発性扁平母斑)などがあります。

治療前
治療後

治療:Qスイッチルビーレーザーで治療いたします。再発傾向が強く、難治性の場合があります。院長の経験上、早い月齢での治療開始がレーザー治療の有効率を高めますので、早めの受診をおすすめします。

治療病名
扁平母斑
施術名
Qスイッチルビーレーザー (MODEL IB101)
施術説明
Qスイッチルビーレーザーを複数回照射します。
施術結果
色調の消退については年齢、個人差があります。 
麻酔
「ペンレステープ」または「エムラクリーム」を必要時必要量使用
施術の副作用(リスク)
水ぶくれ、やけどのリスク、レーザー後一時的な色素沈着
施術料金
保険適応

黒あざ

ホクロは医学的には、色素性母斑や、母斑細胞性母斑と呼ばれています。小さかったホクロがいつのまにか大きく成長する場合もあります。ホクロでお悩みの方は、ご相談ください。

46歳女性 右頬部の黒色斑を主訴に来院

ダーマスコピー上、reticular patternを認め母斑細胞性母斑と診断した。

治療:ホクロは、ダーマスコピー(皮膚拡大鏡)で診断し、どのような性質のホクロかを判別します。悪性を疑う所見がないかじっくり観察します。
切除する場合は健康保険適用で、局所麻酔で日帰り手術になります。悪性の疑いがある場合、組織の一部を調べる組織生検を行い、その結果を待って、治療方針を立てます。悪性を疑うような所見がない場合、レーザー治療も可能です(レーザー治療は美容診療となりますので、外来にて対応いたします)。

治療病名
母斑細胞性母斑(色素性母斑、黒子)
施術名
切除術やレーザー治療を考慮します。
施術説明
局所麻酔下に切除術などを考慮します。治療方法は症例によります。
施術結果
腫瘍サイズや、深さにより異なります。 
麻酔
局所麻酔薬の注射
施術の副作用(リスク)
出血、やけど、色素沈着、術後の瘢痕など。
施術料金
保険適応(レーザー治療は基本美容診療となります。美容診療欄参照)