眼瞼下垂とは、黒目がまぶたで大きく隠れてしまっている状態です。
目が重たくて開きづらく、視野が狭くなり、それによって肩こりを感じたりします。まぶたを上げる「上眼瞼挙筋」がうまく機能できず、代わりにおでこの「前頭筋」を使用してまぶたを上げようとするため、おでこのシワが深くなることもあります。
加齢やコンタクトの装着、目をこするなどの慢性的な刺激が原因となります。
治療:当院では信州大方式の眼瞼下垂手術を採用しております。瞼板から外れてしまった眼瞼挙筋腱膜をもとの位置に縫合し、同時に余剰皮膚の切除を行います。手術時間は1時間~1.5時間程度で、局所麻酔での日帰り手術となります。
重度の眼瞼下垂の症状を主訴に来院された70歳男性。視界の情報がほぼみえない状態で日常生活に支障があったため手術の予定となった。
手術は局所麻酔下の手術を施行。両上眼瞼の皮膚を1センチ程度切除し、眼瞼挙筋前転法を施行。手術時間は80分。日帰り手術。写真は術後1か月の状態、瞼の下垂が改善し、視野の広がりを得た。
治療病名
眼瞼下垂症
施術名
局所麻酔下での眼瞼挙筋前転法
施術結果
上眼瞼の開きを改善し、視野の改善を目指す。治療結果には個人差がある
施術の副作用(リスク)
出血、皮下血腫、傷の瘢痕化 初期の目のかわき 左右差
施術料金
保険適応