「大学生の頃からの頬の赤みが引かない」と他県から当院を受診されました。最新画像診断機Auraが示すその治療結果!
頬の赤みがなかなか引かない方へ
ニキビダニ(Demodex)増加による酒さと、段階的治療の実際
「赤みは体質だから仕方ない」「ニキビが落ち着けば、そのうち良くなるはず」
そう言われ続け、何年も悩んでいる方は少なくありません。今回ご紹介するのは、大学生の頃から赤みとニキビに悩まれ、兵庫県より当院を受診された方のお話です。
現在、当院にて月1回スキンケア外来をおこなっている「薬剤師 たかひろ先生」紹介にて遠いところ受診していただきました。
【主訴】
頬を中心とした慢性的な赤み、そしてニキビを繰り返す。スキンケアや外用薬を続けても改善しきらない。AZAクリアや洗顔など、いわゆる「赤み・敏感肌向けケア」は使用されていましたが改善がない状態でありました。


この場合、赤みが改善しない理由が別にある可能性を考える必要があります。
【診断】ニキビダニ(Demodex)増加による酒さ
診察と皮膚の所見から、単なる敏感肌や炎症後紅斑ではない。単純なる毛細血管拡張でもない。ニキビも併発。最初に皮膚検鏡を施行。その結果、ニキビダニ(Demodex)の増加が関与した酒さが悪化していると診断しました。
検鏡は毛穴から皮膚を採取しすぐに診断が可能です。
このタイプは、①びまん性でTゾーン中心に赤みがじわじわ広がる。②毛穴の広がりが赤く目立つ③全体としてザラザラを感じる皮脂の多い皮膚④皮膚に艶がすくないなどの特徴を持ちます。
スキンケアだけでは、原因に届かないケースが多いのが現実です。
【治療方針】
原因と状態に合わせ、段階的に治療を組み立てました。
- ミノマイシン内服
- イベルメクチン外用
- ノーリス(IPL)照射 月1回
- ハイドラブースター(毛穴洗浄)
- スキンケア指導(セレーガ・セレーガゲル)
赤みが生じる皮膚を整え、トータルで治療していく目的としています。ノーリスは服部形成外科には5回のコースがありますので利用していただくとコストがすこし減らせます。
毛穴のつまりがある場合は、ハイドラブースターによる毛穴洗浄が有効です。また沈静のためのターゲットクール(セレーガ)や、ケアシスSなども治療手段としてしばしば用います。
【経過】
ノーリス2回照射後
赤みのムラが減り、頬全体のトーンが落ち着いてきました。イベルメクチン・抗生剤の効果もではじめています。当院のノーリスは2段式、院長仕上げを行い適切なパルス幅と強さで照射していきます。オリジナルの照射方法です。


ノーリス4回照射後
写真で見ても分かるように、赤みの面積が縮小。毛穴の目立ちが軽減。また肌質が均一に美しく、かなり安定した状態に。


【画像解析による客観的評価】
肌分析画像でも、赤みスコアの低下、分布の縮小化が確認できています。

「なんとなく良くなった」ではなく、数値と画像で変化を追えることも大切です。
さらに特筆すべきは、赤みだけでなく、毛穴のスコアも改善していたのが分かりました。

セレーガ・セレーガゲルのスキンケアによる整肌成果もでています。
【治療を通じてわかること】
赤みの治療で一番大切なのは、「なぜ赤いのか」を正確に見極めることです。
毛細血管拡張・皮膚炎・アトピー、脂漏性皮膚炎、酒さ・ニキビダニ・膠原病など。
2回ほど、ご紹介させていただく症例が、ニキビダニ増加による赤み治療のお話となりましたが、赤み症状はニキビダニが増加するケースばかりではありません。
原因が違えば、治療はまったく変わります。今回のように、正しく診断し、必要な治療を重ねていくことで、改善の方向へ向かいます。あとは短期思考ではなく長期で考えましょう。


長年治らない、スキンケアを頑張っても限界を感じている、他院治療で改善しなかった。そんな方こそ、一度「診断」から見直していく必要があります。赤みは、諦めなくてもよいです。治せる可能性がある疾患です。
※治療効果には個人差があります
※写真は患者様の同意のもと掲載しています
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