2023年8月19日、日本美容皮膚科学会(東京)で学会発表いたしました。

2023年8月19日。日本美容皮膚科学会。場所は東京。今回、私は演題が採択されましたので、発表させていただきました。

題目は

「顔面の多発性老人性色素斑に対し、532nm 294ps laserで全照射した50症例のPIHの発現率と効果判定」

しみ治療を行う上で指標とでき、さらに「50症例」というかなりのボリュームを追跡した内容を発表いたしました。統計まとめるのがめちゃくちゃ大変で時間を要しました。

レーザーの機械のスペックについてのお話はマニアックな話になるので、ここでは各論は割愛しますが、このお題をシンプルに言い換えると

=「もっとも浅いシミに対しては、理論上、現時点で最高性能のレーザーを、すべて同じ強さで当てた場合、どれだけ効くか?レーザーをうったあとに炎症後の色素沈着がどれくらいの確率で起きるか」

そして「532nm(波長) 294ps(パルス幅) 4mm(スポット径) 0.5J(強さ)」という設定としました。

ちなみにトータル熱量は12.7Jです

ピコレーザーがしみに有効であるということはある程度の人が理解していますが、有効率はどうなのか、またPIHの発現率がどうなのかという内容は、ぼんやり知っていても、明確に言える医師は少ないと思います。これは統計とってみて初めてわかることだと思うので。症例の写真を一人づつ検証していったので、大変な作業でした。

ちなみに当院でのレーザー治療は年間4000件弱、ピコレーザーだけだと700件程度です。

よくピコレーザーという名前だけが歩いていますが、ピコ秒レーザーは、炎症後の色素沈着のリスクが本当に低く、さらに綺麗にシミを消せるのですか?という内容です。

私がとった統計上は、結論

有効率は (明らかな改善以上80%) (改善傾向以上98%)」有効率は高いですね。

PIH発生確率は軽度も含め58%!」  かなり%高いですよね。 ピコでもこんなものなのです。

そして

PIH発生後、2ヶ月以内での改善は90%です。もしPIHがでても改善がほぼ見込めます。

これが学会でお話した結果を要約した内容です。文献などをみるとQスイッチルビーレーザーでのしみ治療でのPIH発現率は40%程度という記載もみられますが私の体感的には Qスイッチルビーで70%、そして今回の発表ではピコウェイで50%程度です。もちろん、患者さんの肌状態などに左右される部分はありますが。

発表の質疑応答で、ご高名なキムDrから質問も頂戴でき、活発な議論ができ大変充実した発表であったなと感じました。その後レーザー話でさらに盛り上がり、学会ってこのような機会もいただける場所なんだなと思ったのです。

お餅肌作りのキムです(@dr_kim_md) • Instagram写真と動画

私はレーザーにかなり特化してきた16年の治療経験を基に治療をおこなっていますが、丁寧な診察、診断のもとに個々にあった治療を提供するということが一番であると感じています。

私のレーザーの原点は、「Qスイッチルビーレーザー。」愛知医大横尾教授にご指導いただき、毎日レーザー照射をした日々が今の私の根幹です。

このレーザーを基本とし、他のレーザーに触れ、覚え照射を繰り返していく中で、レーザーについての知識を深めていって今があります。今回はスタッフも参加して今の美容医療を一緒にみてきました。

患者さんと共に、治療に対しての理解を深め、合併症についてお話し、納得いくまで治療をつづけるスタンスが必要であるのは、今までも、これからも永遠にかわることはないでしょう。

「AIがすべての治療を行う日が来ない限り」

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