白癬とは?
白癬菌が皮膚に寄生して生じる疾患。
寄生部位によりさまざまな名前を持ちます。
足白癬(水虫)、頭部白癬(しらくも)、体部白癬(ぜにたむし)、股部白癬(いんきんたむし)など。
検査方法
水酸化カリウム(KOH)溶液を用いて、顕微鏡で観察する検査法。
KOH法により病変部の鱗肩や爪から皮膚糸状菌が検出されます。
どんな症状?
白癬菌に感染すると、皮膚が赤くなったり、痒くなることがありますが足に感染すると、白くふやける、小さな水疱や皮むけが起こるなどの症状が出ます。
治療法
治療は抗真菌薬の外用や内服がメインであり、角質が増殖している場合には、角質増殖を減らすための薬剤も使用します。
予防法
白癬を予防するためには、清潔な環境を保つことが大切です。
公共のプールや温泉、スポーツジム、フィットネスクラブの更衣室などでは、多くの人が裸足で歩いたり、様々な肌に触れるものを共用したりすることがあるため、多くの白癬菌が存在します。
そのような場所を利用した後は、よく洗って、皮膚に付着した白癬菌を洗い流しましょう。
また家族内感染も多くありますので、家族の中に白癬菌を持つ人がいた場合は、早めの治療が大切です。バスマットなどの共有も控えてください。