スネコスについて考察①

スネコスのメニュー追加後、絶えず施術を行わせてもらっている当院では人気のメニュー。その人気の理由を考えます。

それは安全性が高い製剤を目元付近に入れられるというメリット。非架橋ヒアルロン酸とアミノ酸の合剤です。治療コンセプトはいわゆる「肌育成」。

上眼瞼、下眼瞼ともにギリギリの際まで注入できます。肌の基礎をつくる種まきともいえますね。

「目元の治療」は結果を出すのが難しいとされる場所で、年齢を隠しにくく、加齢に挑戦しないといけない人類の永遠のテーマ。目元は皮膚がもともと薄く、さらに加齢により菲薄化がすすむため、細かいシワが出現しやすい。

顔面の骨は痩せてゆっくり縮む⇒目元のベースが落ち込む⇒皮膚も落ち込み、凹凸の陰ができやすい。目のまわりを覆う脂肪も減少をはじめる。

安易な脱脂はリスクです。

美容医療において、ボリュームアップで考えるのがヒアルロン酸注入です。その時に使用するヒアルロン酸は架橋製剤。架橋とは「ヒアルロン酸どおしを結合させる」こと。ヒアルロン酸製剤はそのままだと、体内で分解・吸収されやすいため、架橋剤を添加しています。注入後の持続性を高めるために架橋剤を多く添加すれば、ヒアルロン酸の純度はさがり、質感は硬めとなります。その特性を利用して長期間のボリュームアップを狙うのですね。

「し・か・し、」頬骨より上方の眼窩にあたる眼輪筋上にヒアルロン酸を不用意にいれると、「チンダル現象」といういれたヒアルロン酸が透けてみえてしまうというリスクがあります！そうすると余計に青くみえる。だから難しい。クマがはげしくみえてしまうようになるわけね。

【👆ピンクの中の部分ね。】

そして架橋ヒアルロン酸の最大のデメリットは塞栓症。ヒアルロン酸で血管をつまらせればその血管栄養エリアが壊死してしまいます。

そのあたり、スネコスなどの非架橋ヒアルロン酸は塞栓症リスクが極小であるのが大きなメリットです。

ヒアルロン酸が目元周辺に打ちにくいため、安心してできる目元治療を模索しているのがいまの美容医療。今も来年もECM製剤合戦となるでしょう。

当院では今、「スネコス」「ジュベルック」の使用か可能です。

今回目元周りのスネコス治療での写真使用を許可していただいたので記事にさせていただきます。

もともと美意識が高く、老化に対するケアをしっかり行われたいというご希望が強いです。目元の状態を改善したいけど、手術はしたくないという希望でした。目元にスネコス治療を開始しました。２週間ごとにおこないました。並べてみます。

以下は施術後の順です。

１回目注射後２週間

２回目注射後２週間

３回目注射後２週間

いかがでしょうか？目元の張り感が認められ、眼窩脂肪の突出も改善がみられる結果となりました。このようなわかりやすい変化を得られる方ばかりではありませんが、一例としてご紹介させていただきます。写真加工はありません。ちょっと特殊な注入法をしています。

並べてみます

もちろんスネコスですべてが解決できるわけではありませんし、時間を要する治療ではありますが、目元治療の一つに検討される価値はあると感じます。当院ではかなりの数の施術を行わせていただいております。３～４回は連続して使用をしていただきたいと考えています。ぜひご検討ください。

スネコスパフォルマも入ってきました！

スネコス　1回目55000円　2回目以降48000円　2ヶ月以内39800円

副作用　腫脹、発赤、内出血など

注目！！

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